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BONHOMIE (ボノミー)@五反田 [食べる]




発見して調べてみたらよさげだったので予約してみた。当初の予定は11月だったのだが遠征やら行事やら上海蟹やらで12月にずれ込んだのである。

駅から行くと東口を出て東急とは反対側の歩道を歩いてセブンイレブンを過ぎてすぐ。日本に何軒あるのかわからんグルジア料理屋(ワインバーのほうがいいか)のちょい手前んとこ。店の表札?は小じんまりとしているが、メニューも道に出ているのでわかるだろう。

予約の時間よりちょい早めに入ったときには8分の席の埋まり具合。あとからの客を断っていたので1回転目は全部埋まっていたのかもしれない。ちなみに訪問した日の時点で年内はいっぱいと言ってたかな。


とりあえず泡をグラスで

Hemerence Brut Cuvee Tradition
Segura Viudus Brut 2005

シャンパーニュのほうが凝縮感があった。シャルドネっぽいなあと思ったけど調べてみたらピノ・ノワール主体でシャルドネは2割だった。うむ、あてにならん舌だ。

赤はボトルで
Morey-Saint-Denis Clos des Ormes 1erCRU 2004 (Pinot Noir 100%, Domaine Georges Lignier)
色はオレンジに近い煉瓦色で薄め。香りは最初に花のような華やかな香り、あとから森の空気のような複雑な香り。さほど苦味も強くなく飲みやすい。あまり主張せずに料理に寄り添うワインかな。


ちなみにオーストラリアのハットトリックというのがあったのでどうかと聞いてみたら、重すぎてうずらには合わないでしょうとのことで諦める。クマーくらいでないと吊り合わないとのこと。
    

メニューはコースはなくすべてアラカルト。食材の歩留まりとかのコストを考えるとコースで売ったほうがロスも少なくていいと思うんだが、これだけのメニューを出しているのは立派である。
前菜 野菜 8種 その他 10種 400-2200円
主菜 10種 1800-3500円
デザート 6種 600-1800円


バゲット&じゃがいものグラタンドフィノワ(おかわり自由)
パンは自家製に切り替わったそうで、13日に近くの住友ビルの中にブーランジェリーが開店とのこと。この規模の店でブーランジェリーまで出すのは凄い。席に座ってはてと眺めると、テーブルセットとかなんかbacarに似ている気がする。


本日の色々お野菜盛り合わせ (4種類)
米茄子のタプナードチーズ焼き
キノコのローズマリーマリネ
根菜のジュレ寄せ
ブロッコリーのニンニクアンチョビマリネ

じっくり炒めた玉ねぎのタルト
タスマニア産サーモンの軽い燻製 リンゴのサラダライム風味添え
手長海老のカダイフ包み

北海道余市産アンコウのポワレ 生ハムのソース
フランス産山うずらのローストとシューブレゼ
国産牛ホホ肉の赤ワイン煮込み 人参の幅広がクミンシードを効かせて甘くて美味しい

チーズ

アイスクリームとシャーベット5種類盛り合わせ(バニラ、マンゴー、キャラメル、フランボワーズ、レモン)
モワルー・オー・ショコラとバニラのアイスクリーム
安納芋のパイ包み焼きとリコッタチーズのアイスクリーム

プチフール(アーモンドのクッキー、自家製生チョコレート)

ハーブティー
コーヒー
エスプレッソ


野菜は単品では400円なのだが(もちろん量は違うのだろうが)、4種類で1200円とお得感あり。味はまあまあかな。ブロッコリーのアンチョビ味がとても良かった。野菜は歯応え残し系。

玉ねぎのタルトは汁なしのオニオンスープ。チーズをかけてとろけさせて食べてみたい。サーモンは良く脂が乗って頃合いよく熟成させて身にリンゴとヴィネガーの酸味とライムの香りがよくマッチしていた。燻香は弱め。手長海老がカダイフに負けててたかな。カダイフはもっと少ないほうがいいかも。カダイフが脂を吸っていてこくが出るので食べ応えはある。

あんこうのポアレは焼いてスープ仕立て。ガロニとしていろんな野菜がゴロゴロ。この野菜も火の通りは浅め。歯応え重視か。意外としっかりと塩が効いていた。山うずらは胸肉から手羽をローストしたものと腿をパートフィロで包んで揚げたもの(見様によっては閉じていない春巻き)。ガロニがキャベツ包みのコロッケのようなの。うずらはまだ血が抜けきってないかなという感じであり悪くないがいささか火が通り過ぎか、ややぱさついていた。腿の春巻きは揚げたパートフィロの食感と歯応えのある肉質でよい。胸肉の方は表面だけ焼き目をつけて、シューとブレゼしたほうがいいかもしれんなあ、もつも入れて。ホホ肉はしっかり2切れ割と歯応えのある煮込み加減で、ソースは胡椒が効いて辛口。赤ワインの苦味も出ていてかなりハードボイルドなソースで、子供さんはあてが外れてしょんぼり。なかなか、ボヌールのものをこえる味には出会えませんなあ、残念。ガロ二の人参はくし形ではなくフィットチーネ状で甘さ控えめでクミンの香りが付いていてグッド。

チーズは常備はしていないようである。無理を言ってハード系のものを出してもらった。
アイスクリームはなめらかに、味はしっかり。ショコラとパイはショ、フロアで心地良し。ただ、デザートはもっと甘みが強くてもいいのではと思うのではある。


塩がしっかり効いているなと感じたのはあんこうだけかな。他はあまり強いとは感じなかった。ただ、帰宅してから結構水を飲んだのでそれなりに塩は入っていたと思われる。bacar程の重さ(濃厚さ)はなかったのは確かだ。シェフは関西出身の人なのでといってはいたが、それは関係するんでしょうかね。正直料理自体の出来はすべてを激賞するほどではないと思うが、値段との兼ね合いを考えると十分合格点だと思うし、なにより他のメニューも食べてみたいと思わせるだけで十分ではないかな。


ボトルワインは120種ほどで、泡もワインも5000円を着るものから置いてあり、物によっては多分値付けもそれほど高くしていないように思える。品揃えも結構面白いんじゃなかろうか、ようわからんけど。ちなみに、セロスのシュプスタンスは34000円で、昔小売で買った値段の5倍近い値付け。ずいぶん高くなったんだねえ。


今日のメニューでそそられたのは、
イワシのマリネとクスクスのサラダ仕立て
豚のテリーヌ
牛テールと牛タン、フォアグラのプレッセ
フォアグラのコンフィ
リドヴォー
黒トリュフのスクランブルエッグ

トリュフを混ぜ込んだタラのブランダード
海老芋とフランス産鴨のグラタン仕立て
蝦夷ヒグマと豚肉のパテ・ショー


へへ、うんまそうでしょう。近々猪も登場するらしいですよ。
なんとか隙間を狙って行ってみたいと思うのである。



五反田のフレンチというと、ヌキテパ、おはらス、ちょっと下がってレアールくらいか。前々からもっとあってもいいんじゃねとは思っていたのだが、ついに普段使いに近い使い方のできるCPのよいレストランができたようである。近所の人は、ぶらぼー、である。願わくば程々に予約が入れられるくらい繁盛して欲しい。



あー、来年の開幕までには残ってるのを全部上げたいなあ、という希望。
なんつっても書いてて負け続けたアウェイ遠征を思い出して苦痛なんだよう、ちくしょうめ。
ああ、腹立たしい。


BONHOMIE (ボノミー)@五反田
東京都品川区東五反田1-24-11 1F 03-6450-3309
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