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しび荘@紫尾 [泊まる]

ここ夏に予約取んの結構ハードルが高いんよ。以前、8月の末の方に頼んだ時は合宿が入っていて断られた。今回こそはで予約の電話をかけるとお目当ての日は又合宿である。しょうがないので日程を前倒しにしてようやく宿泊にこぎつけたのである。で、予約の電話を終わろうとするときに、 気になる一言があったんだよ、新館の方でなくていいんですか、と。調べたら、裏手の方に紫尾庵というモダンな宿が出来上がっていたんだな、こりゃ。


灰の舞い上がる市内をとっとと脱出して一路紫尾山の麓へ。距離的には空港から直接行った方が近い。建物は紫尾温泉のはす向かい。佇まいはほぼ民宿級、造作には期待ができないのは明らか。玄関入って部屋へ。フロント横の土産物が並んでいるところに女子レスリングの吉田のアニキのサイン色紙あり。その他にも合宿に定期的に来ているんだろう高校野球の強豪のフラッグなんかある。サッカー関係は目につかず。ただし、明日からの合宿はサッカーの合宿ということである。近くにグランドがあるらしい。建物の内部は余計なものが置いてあってやや雑然としている上に今ひとつ掃除も行き届いてい無い感じだ。もっとスッキリとすればいいのにと思う。部屋は一部屋で予約したと思うんだが、空いていたのか何故か2部屋になっていた。この辺はてげてげでよろしい。てげてげで思い出したが、枦山松下カップルのご多幸を願う。


とりあえず荷物を運び入れて紫尾庵を探検。
駐車場を抜けて蛍が飛ぶという小さな川を渡ると、といってもしび荘のすぐ裏手なんだけど、紫尾庵の敷地になるようである。以前は田んぼだったとのこと。小洒落たフロント、食事処棟と宿泊棟に分かれていて、それをつなぐ庭には色々な木が植えてあるが、いかにもついこの前植えましたという風情である。案内してくれた紫尾庵の方によると、一回植えたものが枯れてしまって植え直したとのことである。木が根づいてもっと大きく茂る様になったらすごく雰囲気が出てくることだろう。部屋の方には入れなかったけど、少なくとも見せてもらった範囲ではシンプルかつよく見るデザイナー系の旅館という感じ。こんなひなびた温泉にこんなモダンな隠れ宿がという驚きの点で悪くはないです。通りから直接見えないのもそれっぽくていいです。大風呂はなくすべて部屋風呂とのこと。ここは自分的にはイマイチかな。ま、大きい風呂に入りたければしび荘や紫尾温泉に入ればいいのか。食事棟は個室になっている。今のところ食事だけというのはやっていないとのこと。食事棟の前の芝生がスゴクいいので、テラスを作って外で食事ができるようにしてみたら、と聞いてみたが、山深いので虫の問題があるということだった。もったいないなあ。今のところ九州内、福岡あたりからの客が多いということだったかな。宮之城温泉の手塚さんと交流があるとのこと。霧島、指宿あたりに行き飽きた人は紫尾温泉、宮之城温泉とどうでしょう。という訳で、懐に余裕のある人達は、といっても関東近辺のデザイナーズな宿に比べると格安ですが、紫尾庵に泊まってみてください。

あ、合宿組はしび荘な。


さてしび荘。
お風呂はフロントの左を出ておりていったところ。中心に楕円の風呂、壁側にぬるめのお湯の歪んだ長方形の風呂がある。お湯は神の湯よりもぬるぬる度は低め。源泉は違えどもpHはほぼ変わらずのはずなのだが、お湯の感じはだいぶ違う。楕円の方の湯温は神の湯よりもやや低いくらい。夏にはこれくらいがいいのかもしれん。長方形はだいぶ低い湯温。長めにつかれるのはいいが、冬は風邪ひきそう。露天風呂は突き当たりに入り口があり、自主的運用貸切制となっている。川のすぐ端で紫尾庵の食事棟から見えそで見えない様な垣があって微妙。蛍が飛ぶときには非常に雰囲気はよろしかろう。ただ此の宿全般に言えるのだが、脱衣所などが雑然としていてちょっと汚らしいところがある。もちょっと手を入れた方がいいのではと思う。

夕食は食事処で。大広間と10人ぐらい座れる椅子席の個室があり、個室の方を割り当てられた。ここは改装したところなのかしつらえを含めて非常によろしい感じ。

前菜 つけ揚げ、かも焼き、焼き海老、小魚の佃煮、細長い竹の子の煮付け、なんかのみ、和え物
白身魚の西行焼き、杏? 、ナス?野菜のトマトソースの頬張包み焼き?
造り イカ、鯛、ホタテ、ハマチ 歯ごたえありすぎ
鹿刺し
しし鍋 猪、大根、人参、こんにゃくを味噌味で 小鍋仕立て
カニのグラタン
焼酎 しびの露
焼き物 豚、牛、なめこ、もやし

ご飯 新米?
あら汁
沢庵

メロン 静岡産

刺身はキトキトね。出水から持ってくるらしい。もっと味を載せた方がいいとは思うがしょうがないか。リクエストすれば牛深あたりからのイセエビも時期によっては食べられるとのこと。鹿刺しは冷凍保存しておいたものであろうか、室温になるに従って大量のドリップが出てはくるが、臭みもなく味は悪くない。猪は臭いつきではあるがそう気になるほどではない。しかし量が多すぎて食べきれず。麦味噌の甘みも満腹感に拍車をかけたかもしれない。もっとスッキリした味噌の方がいいかも。味はまああ程々、量はかなりあります。ちなみにデザートのメロンはとてもおいしいものだった。食材の一部は紫尾庵と共通のものなのかもしれない。


朝食も夕食と同じ食事処。

鮭、つけ揚げ、梅干
豆腐 固め
生卵
海苔
納豆
アサリの佃煮
野菜の和え物
熟し柿
香の物
ご飯 
味噌汁

ま、それなりの朝食です。可もなく不可もなし。

建物の古さや、雑然としたところが気にならないという人ならCPはかなり高いのではないのでしょうか。気になる人は紫尾庵へどうぞ。しかしなんといっても、温泉の良さが群を抜く。穴場ですなあ。


しび荘
鹿児島県薩摩郡さつま町紫尾2168 0996-59-8001
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