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農家れすとらん 田子山@熊本 [食べる]

連れの飛行機を空港で待つが、霧の影響で遅れ気味。ただ、降りてきてはいるので松の実である。
ピックアップして、速攻で車でゴー。

池の畔にある一軒家。焼肉というより郷土料理(あか牛はある意味郷土料理ではあるのか?)を食べさせる店な雰囲気である。
昼時をとうに外れた時間だったのだが、数組のお客さんがいた。


田子山コース 
前菜 (キンカンの漬けたの、しろあえ、黒豆、かぼちゃのペースト、大根と人参の酢の物) 
ロースとミスジ 
焼き物用の野菜
自家製ソーセージ 
赤身のスモーク 
阿蘇産大豆豆腐 
蒸しハンバーグ 
ご飯 
味噌汁 
お漬物

コースに肉追加。トモサンカク、ひれ、ロースだったかな。

燻製はモモ肉かな。燻製とは思えないほど非常にジューシーで食感はいい。まさか、軟化剤とか調味液とか使ってないだろうな、と思うぐらいジューシーだ。蒸したお団子ハンバーグはあっさりしているが、肉の歯ごたえも残してありとても旨い。
焼き物用の野菜に入っていた里芋は一旦茹でてあるものを温めて食べるのだが、ほくほくしてて味が濃縮されている。
漬物が田舎っぽいんだけど、特に輪切りにした大根を干して漬け込んだ物がよかった。

肉は細かいさしが適度に入っており、黒毛和牛の香り、時として臭気なるものがない。
和食の肉素材としていいのではなかろうか。

肉はいいんだが、美味しく焼いて食べるにはちょっと工夫が必要。もともと低い温度で保存してあり、なおかつ普通の焼肉より厚切りなので、肉が室温に戻りにくい。また、ロースターの火が近いので、出てきた物をすぐに焼くと表面だけ焼けて中は冷たいままである。食べ方も焼いた後からポン酢とか塩をつけて食べるように説明されるが、ポン酢の場合にはともかく、塩はつけすぎに注意である。
一番具合がよかった焼き方は肉を皿の上で平にして室温に戻し、塩コショウをちょっと強めに振っておいて、焼き網の中央部で表面を軽く焼いて、焼き網の縁に近いところで中まで熱を入れるやり方かな。肉の部位はもちょっと違うところも食べてみたかった。

肉としての素材はとてもいい。燻製とか蒸しハンバーグとか工夫した料理もあるんだけど、肝心の肉自体の食べさせ方を工夫するともう一弾魅力的な店になると思う。惜しいところだ。欲をいえば、サシ重視ではなく、赤身をよく熟成させて食べてみたい。くれぐれも脂マシマシの方向には行って欲しくないもんだ。


豚一家訪問時の写真もあり。

阿蘇のあかべこはその昔には放牧中にはぐれて行方不明になる個体もいて、何者かに捕獲されて食われたりしたということもあったらしい。なんてワイルドな。


霧で何も見えない大観峰を経由して黒川温泉へ。

     
農家れすとらん 田子山
熊本県阿蘇市三久保285 0967-32-5070
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