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濱田酒造 傅藏院蔵@串木野 [見る]

途中で道の駅の様なスーパーの様な所で休憩。なんか沖縄のスーパーっぽいぞ。
普段見かけない魚が色々。フエフキ、ホタ、タゴ?生きた伊勢エビもいる。多分、翌日唐浜で取った波貝も売ってた。

その他、目についた地元な?物たち。
すいおう、へちま、三尺ささげ、花オクラ、バターナッツ、芋がら、ツルムラサキ、竹の子の塩漬け、さしみ醤油、いこもち、高麗菓子、かからんはの団子、焼き海老、イワシの丸干し、押し大豆、ご汁のもと、もぐらおどし、入り口脇の揚げたての薩摩揚げ。



ヨネのいた八千代とともにベスト4だった神村学園の前を通って、串木野へ。昔は女子高だったんだよなあ。

さすがに昼飯には早いでしょうという事で、飛び込みで見学させてもらう。多分、近くの伝兵衛蔵の方がそれらしいショップもあって試飲も出来るのだそうだが、なぜかこちらへ。やっぱり最新設備の所を見せたかったのかなあ。ここは平成12年に原油貯蔵施設から出た廃土を利用した埋め立て地?に出来た、最新鋭の蔵というより工場という言葉がぴったりの大規模な施設である。とりあえずそれらしい所へ行ってみる。突然なのにちゃんと対応してくれるのは大したもんだ。受付横のマガジンラックにはdancyu、男の隠れ家、古典酒場、めしとも、等々が並んでいる。ちゃんとアンテナを張ってるんだなと感心する。もちろんその横には焼酎の瓶も並んでました。

説明はまだ若い女性の方が担当して下さった。

最初は瓶詰めの自動工程から。お盆過ぎから新酒の仕込みが始まっておりそれに向けての機械の調整中という所なのかな。一升瓶の方は空びんのセッティングから梱包までほぼ完全に(各段階での検査人を除く)自動化されている。4合びんの方は最後の箱詰めの所だけ人手だそうである。最後はトヨタのロボットで積み込み。見学者が良く来るそうである。

次は製造工程。道を隔てた別の敷地へ。
ここも洗米、蒸し、カビつけと自動化されている。麹はタンク辺り10トン、芋は50トンだそうだ。ここは黒麹を使っているとのこと。さすがに芋切りは人手(一日一人2トン近く切るらしい)ではあるが、その後の工程は完全にコンピュータ管理されている。もちろん勘所の所は杜氏が見極めるのだろうが、凄いスケールである。

以下メモ書き。記述の内容に間違いがあれば、記憶違いであって、説明してくれた方の責任ではありません。

もともとは日本酒と同じ黄麹を利用していたが、酸の産生がなく、品質の制御が難しかった。
黒麹はクエン酸を産生するので、雑菌の生育が押さえられて製造しやすくなったが、建物が汚れる、製造過程にかかわる人間の肺への影響などがあり、白麹が使われる様になった。
白麹はミュータントであり、発見後主流を占める様になったが、味わいにおいて黒麹とは違いがあり、近年は黒麹の利用が増えている。

常温蒸留だと化学変化が起こるので味にこくが出る。
減圧蒸留だと40度くらいで沸騰するので、あっさり風味。
芋は常温、麦は減圧。麦の常温はイマイチ。
新酒は脂を含むため、新鮮なうちはいい味するが、脂が酸化するとだめ。限定流通品。でもかなり美味しいらしい。
冷凍芋は使わない。絞りかすの再利用を進めていて、豚に与えたばあいには、ダイエット効果が出て畜産的にはマイナス。このダイエット効果を人に利用できないかと思案中。

割水は冠嶽など、色々。
盆過ぎから芋焼酎の仕込み、その他の期間は麦焼酎を作っている。
サントリーと共同開発した焼酎があり、濱田酒造の会社名が入っている。



お土産に海童祝の赤の小瓶を頂く。丁寧な説明共々、ありがとうございました、美味しくいただきました。

その他、回りの人々から聞いたこぼれ話。(濱田酒造の人ではありません、念の為)

村尾は昔は品質がだめで売れなかったので、。
息子がかめでやり始めてよくなった。
いいちこがバカ売れしていた頃には、ずいぶんと鹿児島から原酒が買われて行ったらしい。
ブランドは大事だ。でも、それにあぐらをかいてはいけない。


長期熟成に関して質問するのを忘れた。つけあげ工場の見学を勧められたが、時間がなくていけず。残念、また次回だ。


繁盛してそうなので、JFLまででもいいですから、ヴォルカ鹿児島を応援してやって下さい。



濱田酒造 傳藏院蔵      
いちき串木野市西薩町17-7 0996-33-5222


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