そば 吉里吉里＠天童

山寺で脚パンパン。予定時間よりも遅れ気味でタクシーで向かうが、タクシーが道に迷った〜。店に入るとこれまた間が悪く満席で待ちである。試合開始時間が気になるがこればかりはしょうがないので、待っている間にメニューを見て注文を検討しておく。１５分くらい待って席に。店はこの場所に立っていた旧家を使っているとの事。入り口が土間になっていて、巻ストーブが燃えており、蔵の入り口に接している。なかなあかおもむきのある空間である。


店主の隠し酒（今日は天上夢幻　大吟醸、ほんとは秘密らしいが教えてくれた）
生絞り寄せ豆腐
豆腐の味噌漬け
ざいごそばとざるそばの相盛り
ざるそば
天然車海老と野菜の天ぷら盛り合わせ

お土産にゆべし

写真

5 k円ちょっと

メニューとは別に壁にはかけなどの品書きが張ってある。食べたかったけど朝ご飯がお腹に残っていて断念。

寄せ豆腐は豆の鮮烈な香りと味が口の中に広がる。勧めてくるだけあってさすがの一品である。味噌漬けはこれまた濃厚な味噌の味に豆腐がクリーミーで酒のつまみには最適。天ぷらは野菜が甘みがあって美味しかった。そばがきの天ぷらには意表をつかれたがこれはこれであり。

ざいごそばは太めの更級そばという感じか。ちょっといまいちかな。ざるそばはひきぐるみだけどそれほど色は強くなく、星も少ないかな。太さはざいごより細くて標準的な太さ。１０割と書いてはあるがずいぶん上手につないである。二八といわれてもわからない。つゆは甘すぎず辛すぎず、やや節系が強いかという感じで、蕎麦湯で割ってもおいしい。

店の構えも面白いし、鄙には稀な洗練されたつまみと蕎麦が食べられる。立地を考えると得難い蕎麦屋であると思う。ただし蕎麦自体にはまだ進化の余地はあるし。今の蕎麦はまだ香りが弱いので、希望としては洗練された田舎蕎麦を是非とも出して欲しいと思う。

近くに来たらよって損は無いと思う。

 

そば 吉里吉里
山形県天童市大字高擶北137-4　023-655-5670