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山玄茶@京都 [食べる]

山玄茶

予約の時間の少し前に伺うがお出迎えが無くてどうしたもんかと迷う。奥の上がり口で靴を脱いで上がった所で主人が顔を出し店内へ促される。部屋は2階の個室。

女性の方が案内してくれるのだが、コートはハンガーのある場所を指示するだけで受け取って掛けてははくれない。部屋に案内した後はしばらくほったらかしで、なかなか飲み物の注文を取りにきてくれない。その間、テーブルにセットしてある半月盆を眺めていると、汚れが気になる気になる。一応拭いたと思われる跡があるのは、拭いた布のケバがたくさん残っているのでよくわかるのだが、縁の方には汁ものが乾いてこびりついていたりする。さすがに気分が悪くて、前菜が出た所で変えてく下さいと言うと、「なかなか汚れがとれないんですよねえ」と悪びれる様子も無くしれっとしている。代わりに出てきた盆もケバが盛大に目立つが汚れは目立たないので我慢する。またこの店では割烹ではあるがナプキンが用意されている。その心遣いはいいのだが、肝心のナプキンにしみが付いていた。この事は、この店はナプキンを使い回しているという事を示している。貧すれば鈍すで、洗濯代がもったいないと考えているのか、はたまた指示が出しているが接客陣がそれを無視して好き勝手やっているのか。それとも、何か気に食わない事があっていけずしているのか。お茶事の名店の招福楼の流れを汲む店がこんなずさんな接客をするとは、この時点で相当期待はしぼんだねえ。

献立(子供用のメニューとごっちゃになってしまった)

ごま豆腐、くみ上げ湯葉、ワラビ、わさびを載せて
白魚、ホタテ、煮こごり、黄水、エンドウ豆
蛤のしんじょ
お吸い物 素揚げしたアブラメ、焼き麩、白髪葱、ミニ大根、花びらウド、丸仕立て
造り かわはぎ、いか、クルマエビ、しまあじを肝醤油、梅肉醤油などで
しのぎ ミスジ肉の寿司
揚げ物 ゼンマイ、穴子
焼物 サケ、水菜のおひたし 玉子焼き、鯖寿司、八幡巻

マナガツオ、もずく、うど、金山寺味噌、ヤマトイモ
ゼンマイ、太刀魚、伊勢エビ
サザエ、ワケギの鉄砲和え、ホタルイカ、こうしん大根
穴子の稚魚、ゆり根、卵とじ、ミル貝、
ホタテの酒焼き
あつあげとタケノコのあんかけ、フキ
香箱蟹
タケノコ、揚げ湯葉、ゼンマイの焚き合わせ
白飯(滋賀の実家付近産の説明付き)、蛤の汁
自家製じゃこ山椒
三宝柑ノゼリー
苺のタルト

生ビール、白鯨

大人2人分と子供用にお昼のメニューで約46000円

品数はかなり多いので普通の人は量的には十分だろう。味も良かったが、ウヮ〜これはというような驚きはなかった。
ご主人の性格なんだろうが、実直に料理をつくられているというのはよくわかるが、もちょっとけれんが欲しい。特に椀ものは懐石の花なので、器ももっとおおぶりのものでプレゼンテーションに気を使ったほうがいいのではとおもう。今の椀では小さすぎてちょっと見劣りがする。器に関しては全体的にいまいちで、盛りつけが窮屈に感じた。


接客のいたらなさ、什器の不潔度等が無ければそこそこの評価ではあるが、再訪に関しては微妙な店。1階のカウンターではまた別なのかもしれないが、期待していただけにがっかり。

金額に若干の違いがあるとはいえ、ほぼ同じ条件での花霞の方が(若干外したかなという様な勇み足の料理があるとしても)遥かに上と思う。しかし、その花霞は板長さんが代わってしまったので、もうあの料理はあそこでは味わえないのだ。あ〜残念。

山玄茶
東山区祇園町北側347-96
075-533-0218


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