桜田@京都 [食べる]
やれやれ一体どうしちゃったんだろう、と暗澹たる気分で足取りも重い。
お店の前ではおかみさんがお出迎え。客との距離感に関しては色々と言われる事もあるらしいが、押さえるべき所はキッチリと押さえているし、関西のおばちゃんやと思えば僕はいいと思うんだけど。人それぞれか。路地の特集を見てきたとの話し声が聞こえたりもする店内であった。
香煎茶ぶぶあられいり
ビール、日本酒(麒麟山、八海山)バカラの写しと江戸切り子で
先付け ジュンサイと雲丹(杉板の矢羽根の上に菖蒲をおき、その上に器がおいてある)
お吸い物 鱧、ズイキ
お造り イカ、鯛、メジ
鯛の笹巻鮨、鱧鮨(柏の葉?で巻いてある)
進肴 (坂高麗左衛門の2段重ね蓋付きの八寸皿 蓋にはカキツバタ、中に八つ橋、バランに切り込みを入れて模してあるカキツバタ)
空豆 青菜とラッディシュの白和え 八幡巻 ローストビーフ うりの味噌漬け アジの酢締め?(針のように細く切った塩昆布を載せて、板さんの包丁のさえの見せ所、一生懸命刻んでます)
鮎の塩焼き 笹の香りをつけて
エンドウ豆の汁仕立て、コンソメのジュレを入れて
冷やしトマト(としかいいようがない)
煮物 芋、万願寺唐辛子、茄子
ゼンマイとみょうがの炊き込み御飯、汁、香の物(茄子、胡瓜、大根)
苺、メロン、キウイのプリン、美生柑のジュース
自家製菓子(銘 ふじ)、抹茶
味は相変わらずいいよ。今回はプレゼンテーションも凄かった。特に坂高麗左衛門の器は圧巻。カキツバタ以外にも季節の模様のものがあるらしい。鮎も解禁したてで、何らかの形で出てくるだろうとは予想はしてたけど焼物で出てきた。盛りつけは七輪?(もちろん店出し用の)にのせてけぶらせて。今回は御飯の量が多かったような。全部食べきったけど。御飯食べてる途中で香の物を食べきったらお代わり持ってきてくれた。
子供用にはしのぎ、煮物を除いて品数を揃えてある。それぞれの料理では微妙に素材の内容を違えてあるものもあった。昨年より気合いが入っていたように思う。
星取りの取材を複数回受けているらしいので、おそらく掲載されるのだろう。予約が取れなくなると困るし、今は手頃な価格で楽しめているけど、値段あがると懐にも響く。
5月なので料理は菖蒲がテーマ。チームも勝負の月なのだが、やれやれである。
桜田
京都府京都市下京区烏丸仏光寺東入ル一筋下ル匂天神町634-2 075-371-2552
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